りけママのノンストレス化計画

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工学部院卒の理系ママがノンストレスで生きることを課題としながら仕事と家事育児の両立のため日々行っていることを書き連ねるブログ

イヤイヤ中の娘と旅行に行って心が折れた話

こんにちは。あきもです。

「イヤイヤ期は誰もが通る道であり、成長過程の一つだからプラスに考えて!」なんて言われても、覚悟をしていても、いざ自分の子がなってみると本当に疲弊しますね。

今回はイヤイヤ期が始まった娘と旅行に行って、心が折れたエピソードを書きたいと思います。

 

旅行前は特に心配していなかった

当時1歳11か月の娘を連れて、初めて少し遠出しました。飛行機で片道3時間くらいのところ。

だんだんとイヤイヤが表れてきていた時期ではあり、保育園に行く前も「いあない(いらない)!!」と拒否してなかなか着替えてくれず、「どうしよう、このままじゃ会社行けない~!」と焦ることも数日おきにありました。

本人も保育園に行くことは楽しみにしていたので、預けるまでが勝負!という感じでした。

日中いつも一緒にいるわけではないし、イヤイヤに対処する時間も限定的だったから気づいていなかったのか、今回の旅行に際してそこまで心配していませんでした。

行きの羽田空港で早速発動「もう帰ろうか」

飛行機乗る前に早速くじけました。羽田空港には余裕をもって到着し、早めのお昼ごはんを食べ終わり、そろそろ搭乗準備しようか、というところで始まりました。

娘なりに何か気に食わないことが起きたらしく、そこから1時間くらい、大声で「あっち行く~!!」「だっこ~!!」と泣き叫び続けました。

そこで本人の希望通りあっち行ったり抱っこしても済むわけではなく、今度は反対方向を指してあっち行くと言ったり身体を仰け反らせて抱っこ拒否したりしていました。

もうスイッチが入ってこの状態になると、何をやってもダメ。落ち着かせようとして耳元で「あっち行きたかったよね~」などと共感する言葉を言ってみてもダメ。

これはイヤイヤについて調べていたときに、子どもの思いに共感する言葉を言って、子ども自身が「うん」と言うことが出来ると(内容はなんでもよくて、とにかく「うん」と言わせることが大事)、子どもが「わかってもらった」と思い落ち着くよ、というものだったのですが、

何言っても全然「うん」なんて言いません。何とか「うん」と言ってくれないかな、と思い、私が一人で「あっち行きたかったよね~」「うん」と二役やって、子どもの「うん」を促そうともしてみましたが、全然効果なし。

傍から見たら、私はただの「一人二役やってる怪しいおばちゃん」で終わりました。

これじゃ飛行機乗れないな、と思いました。しかも、付きっきりであやして奮闘している私と、それをそばで穏やかにみている夫との温度差にも納得できず、夫婦喧嘩にもなり、「もう帰ろうか」となりました。

結局、娘は泣き疲れたせいか、飛行機乗る直前に急に寝入ったので、無事乗れました。

到着してまたやってしまった

行きの飛行機に乗っている間は、お昼寝とiPadにあらかじめ保存しておいたアンパンマンの動画で無事乗り切ることができました。

が、その後、飛行機から降りて荷物受取場所まで移動する途中に階段があったのですが、後ろからどんどん人が流れてくるので、階段は歩かせずにひょいっと抱っこして通過してしまったことが引き金になりました。

ものすごい勢いで泣き、暴れ始めました。「あっち行く~!!」の再発。もう手がつけられない状態なので、無理やり抱きかかえながら荷物を待ったり、レンタカーの手続きをするしかなかったのですが、人の目が痛かったです。

娘が階段が好きなことは重々承知していましたが、あの人の流れの中では歩かせるわけにはいかなかったのです。狭い階段だったから詰まってしまうし危ないので。

まぁこれに関しては原因は明確だったので、帰りの飛行機では一番最後に降りました。そして全部階段を歩かせました。そしたらご機嫌で終わりました。

そのとき知りましたが、我が家と同じように列の最後の方で階段を歩いている小さい子が何人もいました。皆が皆じゃないだろうけど、我が家と同じような理由のところは結構あるのかな、皆さん対策してたんだなぁと勉強になった気がしました。

「親切な励まし」もツライ

娘が長時間泣いて暴れている状態のとき、年配の女性の方が多かったんですが、微笑みながらこちらを眺める方(多分、大変よねぇ、みたいな感じで私に無言で話しかけている)や、「ママの方が泣きたくなっちゃうわよねぇ」と声をかけてくる方がいました。

この方たちの行動は手に負えなくなっている私を気遣ってくれているものだとは分かってはいます。でもそれでもツライ。

なんだかうまく表現できませんが、出来ることならだれにも気づかれたくない、人目につきたくない、みたいな気持ちがあるようです(大音量で泣いているので絶対無理なのですが)

「今の私はそんなに可哀そうに見えるのか」のような被害妄想みたいなものも出てきましたし、優しく声をかけられることで、頑張って抑えている(私の)涙があふれだしそうになるのもツラくて。

ほんとすみません、って感じです。

その後も何度も再発

結局旅行中、6回くらい上記のような激しい泣き&暴れが再発しました。

宿はかなり子連れに配慮されたところを選んだので、同じ日に宿泊していた家族にも小さい子どもがいたりして(宿のオーナーの一番下の子どもも娘より少し大きいくらい)、子どもが泣き暴れて私が謝っても「全然気にしないで~!」というおおらかな雰囲気でした。

少し大きめの子どもがいる家族だと、寝る時間になっても廊下を走り回ったりなどしていて、逆にあちらの親御さんに謝られたりもあったり。

そんな感じで子連れでかなり過ごしやすい宿であったのに、やっぱり気は滅入ってきてしまい、正直早く帰りたいと思ってしまっていました

同じくらいの子どもがいても我が家とは違ってうまくやっているのを見ると、「どうしてうちだけこうなんだろう」とか「私のやり方が何か間違っているのかな」とかどんどん落ち込む方にしか考えられませんでした。

こんな気持ちになるなんて、せっかくの旅行なのにもったいなかった。

最終日 なんとなく娘の気持ちがつかめてきた

3泊4日の旅行の最終日は、また飛行機に乗らなければならない日。娘に対して腫れ物に触るかのような扱いをしていましたが、試行錯誤する中で、なぜ娘があんなにイヤイヤとなったのか、なんとなくつかめてきました。

お土産を買いにあるお店に寄ったのですが、子どもが押せる小さなカートがありました。それを使いながらお土産を選んでいき、レジまで済ませた後、カートを返して車に戻るよ~、というところで娘は「イヤ!」となりました。まだカートで遊びたかったんでしょうね、予想はしていたけれど。

きっとここで強引に連れて行ったら、また泣き叫ぶのが続くだろうと思い、試しに「じゃあもう1回、回ろうか、最後ね」と言って店内を少しぐるっとしました。回っている間、頻繁に「これで最後だよ~」「あともう少しでこれ(カート)とバイバイだよ~」と話しかけ、心の準備をさせてみました

そしたら次にカートを返す時には、すぐに「バイバ~イ」と(カートに)言って車に戻ろうとしたのです(;゚Д゚)すんなり終わって逆にビックリしました。

そうだったのね、と思いました。

勉強になったこと『これからのことを伝えておく』

大人はレジを済ませたらもうカートを返して店を出る、なんてこと当たり前に分かっています。でも娘はそんなこと分からないので、いきなりカートを引き離されたという気分になり、1回目は「イヤ!」となったんだろうと思いました。

今回のカートに限らず、この旅行中の私たちの行動は、娘からしたらすべて大人の都合だったのだと思います。心の準備もできずにいきなり「これはおしまい」とか「次はこれ」状態になっていたのではないかと。

初日だって、いつもは保育園に行って外で遊びまわっている時間なのに、「お外行くよ~」と言って連れてこられたのはよくわからない建物(空港)で、何これ話が違うじゃんって感じだったんでしょうね。

旅行に行く前は、夫と二人で「こんなに小さいころに○○行けるなんてうらやましいねぇ」なんて冗談半分で話していましたが、そこに行きたいのは私たち親の希望であって、娘は行きたいなんてこれっぽっちも思っていない(苦笑)

こういうことに気づいてからは、ささいなことでもこれから先の行動を娘に話し、心の準備をさせるように心がけました。「これでこのパン最後だよ~」「もう少ししたら車から降りるよ~車にバイバイするよ~」「降りたら飛行機乗るためにあの建物に行くよ~」などなど。

最終日は、飛行機乗っている間に「お外行きたい」と言い始めたときはヒヤッとしましたが、結局泣き止まないほどのイヤイヤは発動しませんでした。

最後に

旅行が終わった後、夫と二人で反省しました。心が折れましたが、最後はいろいろ勉強になった旅行でした。

今回は正直あまり楽しめなかったのと、台風が近づいてきていて雨は降らなかったものの風が強くて海に入れないなどあったので、また近いうちにリベンジしたいなと思っています。

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